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電流検出など向けの5VデュアルオペアンプSTマイクロ TSV792

STマイクロエレクトロニクスは、電流検出などに適した産業機器向けの5Vデュアルオペアンプ「TSV792」を発表した。50MHzのゲイン帯域幅を有しており、高い精度で高周波信号を増幅できる。

» 2021年01月07日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2020年12月、電流検出などに適した、産業機器向けの5Vデュアルオペアンプ「TSV792」を発表した。Mini SO-8パッケージ品の量産を開始していて、2×2mmのDFN8パッケージ品も2021年初頭に提供を開始する。1000個購入時の単価は約0.67米ドルになる。

 50MHzのゲイン帯域幅を有し、高精度に高周波信号を増幅させることができる。スルーレートは30V/マイクロ秒で、バッテリーで駆動する煙式火災報知器などのフォトダイオード用シグナルコンディショニングに適している。

5Vデュアルオペアンプ「TSV792」

低入力オフセット電圧、低入力換算ノイズ

 入力オフセット電圧は25℃時に50μV(代表値)で、入力換算ノイズは6.5nV/√Hzと低い。モーター制御アプリケーションや通信ネットワーク用電源、再生可能エネルギー発電用電源などにおいて、精度の高いローサイド電流検出が可能になる。

 最大1nFの出力容量のドライブが可能で、フィルター処理の高速、高精度化につながる。また、A-Dコンバーターの入力バッファとしても活用できる。

 動作温度範囲は−40〜+125℃、電源電圧範囲は2.2〜5.5V。システムのホストマイクロコントローラーなど、他の低電圧デジタルICと同じ電源を使用できる。

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