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サージ保護デバイスに適した熱保護バリスタリテルヒューズ LSTバリスタシリーズ

リテルヒューズは、熱保護バリスタ技術を搭載した「LSTバリスタ」シリーズを発表した。過熱保護機能とアークシールドを組み込み、保護機能を強化しているため、バリスタの寿命末期や異常な過電圧状態下にあっても、致命的な故障や火災を防ぐ。

» 2021年03月19日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 リテルヒューズは2021年3月、熱保護バリスタ技術(TMOV)を搭載した「LSTバリスタ」シリーズを発表した。住宅、商用、産業用建屋に使用するタイプ1およびタイプ2のサージ保護デバイス(SPD)に適している。同月上旬から、国内販売代理店を通じて販売する。

動作電圧はAC150〜690V、ピークパルス電流は5万〜7万5000Aに対応

 LSTバリスタシリーズは、保護機能を強化するために過熱保護機能とアークシールドを組み込んでおり、バリスタが耐用年数を超えたり、異常な過電圧状態にあったりしても、致命的な故障や火災を防ぐ。動作電圧はAC150〜690V、最大定格電圧はDC200〜890V、ピークパルス電流は5万〜7万5000A、最大クランプ電圧は600〜2000Vだ。

LSTバリスタシリーズ

 200kA SCCR、20kA In、UL1449タイプ4認定コンポーネントアセンブリを組み込んでおり、UL1449タイプ1およびタイプ2の規格に対応する。50kA、75kA製品のいずれもPCB上のフットプリントが同じで、柔軟な実装ができる。

 機械的にトリガーされるACおよびDC定格のマイクロスイッチにより、SPD製品やシステムの遠隔表示、監視設計における選択の幅が広がる。また、バリスタの寿命をオプションタブに表示して、交換時期を把握しやすくし、最終製品に対する適切なサージ保護に貢献する。

 建物のほか、無停電電源装置(UPS)、産業用モーター制御、再生可能エネルギー、HVACシステムでの利用を見込む。

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