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競合比最大50%小型化、高効率電源ICシリーズ3種マキシム MAX17227A、MAX17291、MAX38911

マキシム インテグレーテッド プロダクツは、高効率電源ICシリーズ3種を発表した。自己消費電力が小さく、民生や産業、ヘルスケア、IoTシステム機器などのバッテリー駆動時間を延長できる。

» 2021年04月01日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2021年3月、バッテリーの駆動時間を延長する高効率電源ICシリーズとして、2A nanoPowerブーストコンバーター「MAX17227A」、高出力電圧の1Aブーストコンバーター「MAX17291」、500mA LDO「MAX38911」の3種を発表した。

競合品と比較し、最大50%小型化

 3製品とも自己消費電力が少なく、民生や産業、ヘルスケア、IoT(モノのインターネット)システム機器などのバッテリー駆動時間を延長できる。また、競合品と比較して最大50%小型となっている。

高効率電源ICシリーズ

 MAX17227Aは、最大2Aのスイッチ電流に対応しており、自己消費電流を350nAに抑えた。短絡保護やTrue Shutdown、400mV〜5.5Vの入力電圧範囲に対応し、バッテリー駆動時間を最大10%延長できる。

 MAX17291は、最大20Vのブースト出力が可能で、類似した競合品と比較して自己消費電流を80%低減し、ソリューションサイズを60%小型化した。最大10倍の昇圧比の電圧変換に対応し、産業機器の電源保持回路やディスプレイ、センサーなど出力電圧の負荷が大きいバッテリー動作のシステムに適する。

 MAX38911は、バッテリーで動作するIoTシステム用の500mA LDOで、競合品と比較して最大50%小型になっている。自己消費電流は19μAで、バッテリー駆動時間を最大10%延長できる。また、電源電圧変動除去比が高く、高精度測定や通信などへのノイズ干渉を低減する。

 

 1000個以上注文時の単価は、MAX17227Aが0.86米ドル、MAX17291が0.74米ドル。評価キットも提供し、単価はいずれも69.99米ドルになる。

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