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小型で高効率の同期整流反転DC-DCコンバーターマキシム MAX17577、MAX17578

Maxim Integrated Productsは、小型で高効率の同期整流反転DC-DCコンバーター「MAX17577」「MAX17578」を発表した。レベルシフト回路を内蔵し、部品点数を最大50%削減するため、競合品と比べて基板スペースを72%縮小できる。

» 2021年04月08日 09時00分 公開
[EDN Japan]

Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2021年3月、小型で高効率の同期整流反転DC-DCコンバーター「MAX17577」「MAX17578」を発表した。同社Webサイトや正規販売代理店で販売していて、1000個以上購入時の単価はいずれも1.63米ドル。評価キット「MAX17577EVKIT#」「MAX17578EVKIT#」は、29.73米ドルで購入可能だ。

基板スペースを72%、消費電力を35%削減

 両製品は、レベルシフト回路を内蔵し、部品のコストと点数を最大50%削減する。これにより部品面積が60mm2に小さくなり、競合品と比較して基板スペースを最大72%縮小できる。また、消費電力も競合品より35%低く、発熱を抑えることでシステムの信頼性を高め、効率性が最大6%アップしている。

 MAX17577は、全負荷にわたって連続コンダクションモード(CCM)で動作し、固定周波数動作を提供する。MAX17578は、断続コンダクションモード(DCM)で動作し、軽負荷で優れた効率を発揮する。

小型で高効率の同期整流反転DC-DCコンバーター「MAX17577」「MAX17578」

 どちらも、入力電圧範囲は4.5〜60V、出力電流は最大1A、動作温度範囲は−40〜+125℃。3.10×3.10×0.80mmの12ピンTDFNパッケージで提供する。

 サイズと部品点数、発熱を削減したことで、工場およびビルのオートメーション、通信システムで使用するインテリジェントIoT(モノのインターネット)機器のアナログ信号に必要な負出力電圧レール設計の簡素化に貢献する。

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