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車載用途対応のメタルコンポジットインダクタートーキン MPEVシリーズ

トーキンは、車載用途に対応した、メタルコンポジットパワーインダクター「MPEV」シリーズの販売を開始した。耐熱性が向上しており、使用温度上限が180℃となっている。

» 2021年06月07日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 トーキンは2021年5月、車載用途に対応した、メタルコンポジット・パワーインダクター「MPEV」シリーズの販売を開始した。表面実装タイプで、サイズは6×6×3mmと10×10×4mmの2種類。インダクタンス範囲が0.47〜47.00μH、定格電流値が2.7〜26.4Aとなっており、計24種をラインアップしている。

使用温度の上限は180℃

 同社従来品の「MPXV」シリーズは使用温度上限が155℃だったが、MPEVシリーズでは、耐熱性に優れた金属磁性材料を使用し、温度範囲を−55〜+180℃に拡大した。

「MPEV」シリーズ

 音響ノイズを低減したほか、低漏洩磁束により周辺部品や回路への磁気的影響を抑制した。車載用受動部品の信頼性規格「AEC-Q200」に準拠。また、同社独自の巻線および成形技術によるメタルコンポジット構造を採用しており、高い磁気飽和特性を有する。

 LEDヘッドライトやメータークラスターパネル、ヘッドアップディスプレイなど、耐熱性が要求される車載用ECUアプリケーションでの需要を見込む。

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