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10Gビット/秒伝送対応の小型光トランシーバーヨコオ 小型光トランシーバー

ヨコオは、LCインタフェースを有する10Gビット/秒伝送対応の小型光トランシーバーを開発し、サンプル出荷を開始した。同社従来汎用品「SFP+」と比較して、サイズが約3分の1となっている。

» 2021年07月06日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ヨコオは2021年6月、LCインタフェースを有する10Gビット/秒伝送対応の小型光トランシーバーを開発し、サンプル出荷を開始した。産業用小型カメラ向けの需要を見込んでおり、2022年までに月3000個の売り上げを目指す。

新開発の小型光トランシーバーと同社従来汎用品「SFP+」との比較

 同社従来汎用品「SFP+」と比較して、サイズが約3分の1に低減した。独自の技術を用いて駆動回路を光送信モジュールに内蔵したほか、リミッターアンプを受信モジュールに内蔵したことにより小型化している。

最長300mの伝送距離

 使用するファイバーの種類によっては、伝送距離が最長300mに達する。50Mビット/秒〜12.5Gビット/秒の信号伝送に対応した。

 消費電力を最大150mWに抑えており、使用環境温度は−40〜+85℃。環境温度25℃、電源電圧3.3Vでの送信光強度が−3±1dBm、送信光波長が850±10nmとなっており、環境温度25℃、入力光10.3125Gビット/秒、PRBS-231-1、消光比4.0dBでの受信光感度は−10.0dBm以下となっている。

 その他に、樹脂のハウジング部を金属に変えることで、堅牢性を高めたモデルも用意した。

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