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» 2021年10月07日 09時00分 公開

5G通信の高速伝送に貢献する中空ガラスの添加剤スリーエム ジャパン S4630、S3240-VS

スリーエム ジャパンは、中空球の微小ガラスでできた高機能添加剤「3M グラスバブルズ S4630」「3M グラスバブルズ S3240-VS」を発売した。低い比誘電率と誘電正接を特徴とし、5Gなどの伝送性能の向上に貢献する。

[EDN Japan]

 スリーエム ジャパンは2021年9月、中空球の微小ガラスでできた高機能添加剤「3M グラスバブルズ」のラインアップを拡充し、「S4630」「S3240-VS」の2製品を発売した。低い比誘電率と誘電正接が特徴で、5G(第5世代移動通信)や電気電子アプリケーションの伝送速度の向上と伝送損失の低減に貢献する。

高機能添加剤「3M グラスバブルズ」

10GHzの比誘電率は1.4〜1.5、誘電正接は0.004〜0.005

 3M グラスバブルズは、高耐熱性のソーダ石灰ホウケイ酸ガラスからできた、数十マイクロメートルサイズの微小中空球フィラー。新製品は、10GHzの比誘電率が1.4〜1.5と低く、かつ低水分率のため、電子デバイスの伝搬速度向上を可能にする。また、高強度かつ低密度で、材料に添加することで高価な樹脂の使用量を減らし、単位体積当たりのコスト削減に貢献する。

 主な特性は、代表値でS4630がメジアン径(D50)19μm、耐圧強度110.2MPa(メガパスカル)以上、真密度0.46g/cm3、水分率0.35%以下、10GHzの比誘電率1.5、誘電正接0.005、表面処理は無し。S3240-VSがメジアン径23μm、耐圧強度41.4MPa以上、真密度0.32g/cm3、水分率0.35%以下、10GHzの比誘電率1.4、誘電正接0.004、表面処理はビニルシランだ。

 5G用CCL(銅張積層板)基板やレドームカバー、コネクター、プラスチック複合材料やパーツなど、さまざまな形状と素材に適する。

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