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LoRa無線モジュールがLoRa Allianceの認証取得マイクロチップ・テクノロジー RN2483

マイクロチップ・テクノロジーは、同社のLoRa無線モジュール「RN2483」が、LoRa AllianceのLoRaWAN認証プログラムに合格したと発表した。

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 マイクロチップ・テクノロジーは2015年12月、同社のLoRa無線モジュール「RN2483」が、LoRa AllianceのLoRaWAN認証プログラムに合格したと発表した。エンドデバイスをあらゆるLoRaWANに迅速、かつ、容易に接続可能になるという。

 LoRaWAN規格は、IoT(Internet of Things)/M2M(Machine to Machine)向け低データレートの無線通信規格。最長10マイル(約16km)の通信距離と10年のバッテリー寿命が可能なだけでなく、数百万個の無線センサーノードをLoRaWANゲートウェイに接続できる。

 同社は、認証プログラムの発足前から、LoRaWANネットワークインフラストラクチャーベンダーと検証/相互運用性試験を実施。今回は、第三者試験で実施した868MHz帯での動作に関するLoRaWAN 1.0プロトコル仕様の機能要件をクリアしたとしている。


LoRa無線モジュール「RN2483」

通信距離の延長と消費電力の低減を両立

 認証を取得したRN2483は、欧州R&TTE指令に適合した無線モジュール。LoRaテクノロジーを採用したことで、通信距離の延長と消費電力低減の両立に対応した。17.8×26.7×3.0mmと小型ながら14個のGPIO(General Purpose Input/Output)を備え、少ない占有スペースで多数のセンサーやアクチュエータなどと接続できるという。

 また、LoRaWANプロトコルスタック内蔵により、運用中のプライベートLANや公共ネットワークなどのLoRa Allianceインフラストラクチャーと容易に接続し、大規模なLPWANを構築できる。ASCIIコマンドインタフェースもサポートした。

 RN2483は既に量産出荷を開始し、開発ボードも提供。低データレートの無線監視や制御設計に応用できるため、駐車場/交通センサーなどのスマートシティや、電力/水道/ガスなどのエネルギー計測といったIoT/M2Mアプリケーションに対応するとしている。

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